ホームへ

イギリス便り

「いぎりす便り」(ドイツ万博編その3)
【どうなる?!愛知万博】
ハノーバー万博も愛知万博も自然との共存がテーマですが、私はハタとアイランド5で考え込んでしまいました。「万博と自然との共存は可能なんだろうか?」と。

その国の物産を売ったり名物を食べさせるパビリオンが多く、協賛会社の売店や食堂などと並び、それはそれで楽しいのですが、全体的に見るとまるで会場が巨大な土産物屋のようです。そこで提供される飲食物に使われた大量の使い捨て食器やナプキンは膨大なゴミになったはずで、建物解体後に出る建築廃材同様、環境への負荷は相当なものでしょう。

また、余分な開発をせず既存のスペースを利用したハノーバー万博でさえ、来場者数が延びず約24億マルク(約1200億円)という膨大な赤字を抱えたとのこと。愛知万博では計画の段階から既に環境への負荷が心配されており、万博終了後「赤字と環境破壊」だけが無惨に残るということにならないかと不安です。

ともあれ、ハノーバー市民の万博への熱意は頼もしく、万博のチケットを見せると宿へ行くためのバス代が無料になったり、夜、駅や街角に市民ボランティアが立ちホテルがわからずウロウロしている我々のような旅行者を親切に誘導してくれたりしました。

愛知県民もここまでやるのかなぁ?

つづく・・・

前に戻る

「きままなエッセイ」メインページへ
ホームへ