まずは材料・道具の準備から・・・
[用意する物]
・お好みのヘナ
ショートヘア・・・・約50g
セミロングヘア・・・約100g
ロングヘア・・・・・約150g
・水(またはぬるま湯)
適量 ※水の量はヘナの約4倍が目安です
・ボウルなどの容器
・ハケ
・ゴム手袋
・ラップ
あると便利な物
・ヘアキャップ(染色効果アップ)
・イヤーキャップ(汚れ防止)
・クロス(衣類汚れ防止)
・ターバン(液垂れ防止)
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- ヘアケア剤が髪に付着した状態の時は染まりが悪くなりますので、ヘナを塗る前に、1回軽くシャンプーしタオルで水分をふき取りましょう。
その際、合成ポリマー等を配合したリンス・トリートメントはしないで下さい 。
- ヘナをボウルなどの容器に入れ、適量の水(またはぬるま湯)で、マヨネーズくらいの堅さになるまで溶きます。
※水はヘナの約4倍が目安ですが全部一度に入れずにマヨネーズ状の堅さを目安に調整して下さい。
- フェースラインや耳の裏に、普段使用してるクリームを塗っておくとよいでしょう。
- ロングヘアの方は、前の髪を塗っている間は後ろ髪をゴムで止めておくとやりやすいでしょう。
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- 準備段階のコツとポイント! -
◆ポイント1◆
ヘナは塗る数時間前に水またはお湯で溶いてペースト状にしておきます。(できれば前の晩から置いておくのが理想的)
※ブラウン、ライトブラウン、レッドブラウンをご使用の場合はペースト状にしてすぐ塗り始めても構いません。
◆ポイント2◆
ペースト状にする時にレモン汁やコーヒー少々を加えると染色効果がアップします♪
◆ポイント3◆
トリートメント効果を上げる場合は、さらに生卵1個、ホホバオイルまたはココナッツオイルを少々ペーストへ加えておきます。
◆ポイント4◆
ヘナを塗り始める前に髪を少し濡らしておきます。
できればシャンプーをして髪に付着している油分や整髪料を取り除いておくと染まりが良いです(リンスは特に不要)。
シャンプーした後は軽くタオルドライしてください。
◆ポイント5◆
塗る前に生え際にクリームなどを塗っておくとヘナがお肌に付着しません(付着した場合でも1〜2度洗顔すれば落ちます)。
洋服などにヘナが付着しますと洗濯をしても落ちない場合がありますのでご注意ください。
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では染めてみましょう・・・
「ヘナ」の染め方 |
ナチュラル ハーブ・ナチュラル ハーブ・レッド カラーレス・トリートメントの場合
STEP1
ハケを使って、または手袋をした手で直接髪にヘナペーストを塗っていきます。
生え際は染まりにくいのでたっぷりと。頭皮にヘナが付いても全く刺激がないので、刷毛を使わず手にとってべたっと塗ってもOK。
STEP2
ヘナを塗り終えたら、頭全体を市販のラップで巻いて、最低2〜3時間、そのまま放置します。その間はTVを見たり、本を読んだり、好きに過ごしてください♪
(長時間放置するとよりトリートメント効果が高くなります)
STEP3
お湯でよ〜くすすいでヘナを落とします。そのあと流れる泡が白色になるまで2〜3回シャンプーしてリンスします。
STEP4
タオルドライ、ブローで仕上げます。
1度目はかなり染色に物足りなさを感じるかもしれませんが、数日たつとさらに色が定着します。また日をおかずに2度、3度と続けていくと更に色が定着し、あとはリタッチの部分染めだけでキレイになります。自然の植物染料なので短期間に続けて染めても髪や頭皮に負担をかけません。
ハーブ・ライトブラウン ハーブ・ブラウン ハーブ・レッドブラウン ハーブ・ブルーとその他のヘナの混合の場合
STEP1
ハケを使って、または手袋をした手で直接髪にヘナペーストを塗っていきます。
生え際は染まりにくいのでたっぷりと。頭皮にヘナが付いても全く刺激がないので、刷毛を使わず手にとってべたっと塗ってもOK。
STEP2
ヘナを塗り終えたら、頭全体を市販のラップで巻いて、1〜1時間半ほどそのまま放置します。その間はTVを見たり、本を読んだり、好きに過ごしてください♪
(※染まり具合には個人差がありますが、1時間半以上放置するとかなり濃くダークに染まり、元の黒髪部分もトーンダウンしますので、あまりダークに仕上げたくない場合はご注意ください。一旦ダークに仕上がった髪をヘナで明るくすることはできません。逆に染まりが悪かった場合は次回、放置時間を長くしてみてください。)
STEP3
お湯でよ〜くすすいでヘナを落とします。そのあと流れる泡が白色になるまで2〜3回シャンプーしてリンスします。
STEP4
タオルドライ、ブローで仕上げます。
ヘナ染め直後は白髪がグリーン系の色に見えますが、数日経つと茶系に落ち着いていきます。
※タオルドライ後、すぐドライヤーで乾かすと発色が悪い場合があります。その場合はタオルドライ後、30分程待ってドライヤーで乾かしてください。
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- 染め方のコツとポイント! -
◆ポイント1◆
ヘナを塗る時は髪が隠れるくらいを目安にたっぷりと塗ります。少ないと染まり悪い場合があります。
◆ポイント2◆
染まりをよくするために、頭にラップを巻いた後、さらにタオルを巻きつけるかヘアキャップをかぶり、ドライヤーの温風を軽く当てておくと色が定着しやすくなります。
ヘナが垂れてきやすい夏場は、古タオルやターバンをはちまき状に頭に巻いておくとOK。
◆ポイント3◆
シャンプーは弱酸性シャンプー、または石けんシャンプーがおすすめです。石けんシャンプーの後は必ず酸性リンスをして放置時間をいつもより長くすると染まりが良くなります。
あとはホホバオイルや椿油などを付けると、髪がしっとりします♪
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オレンジ系のヘナをよりダークな落ち着いた色に染めたい方、 上手なテクニックを伝授します♪♪
☆オレンジ系のヘナをより落ち着いた色に染めたい方→→→「ナチュラル」「ハーブ・ナチュラル」「ハーブ・レッド」を単品か、お好みのブレンドで使用します。
【ミネラルウォーターや浄水器の水を使う】
ミネラルウォーターや浄水器を通した水のほうが、発色や染色後の手触りが良くなります。
【鉄鍋を使う】
ヘナペーストを作るための容器は鉄製がベスト。リサイクルショップで売っているような古くて錆びた鉄鍋のようなものほうがヘナが良く染まります。(店主はパエリア用の鉄鍋で代用してます)
【コーヒーを加える】
この鉄鍋にヘナ50gを入れ、コーヒー大さじ1を煮出した濃い液を入れます。インスタントコーヒーの粉でもOK。
【レモン汁を加える】
さらにレモン絞り汁1/4〜1/2個分を加えます。
【紅茶でヘナを溶く】
最後に大さじ2〜3の紅茶を濃厚に煮出しておいた紅茶の汁(約350cc〜約400cc)を温かいうちに少しずつ加えてヘナを溶きます。紅茶の汁は全部使いきってしまわなくてOKです。
この時に生卵一個を加えてかき混ぜると卵のプロテイン成分の働きでヘナが染まりやすくなり、髪にツヤも出ます。
【ペーストはややゆるめに】
ペーストはゆるめのほうが染色効果は高くなります。しかし夏場など気温が高い時期は流れやすくなります。古タオルなどを「はちまき状」に巻いてゴムで結んでおくとペーストが垂れてきません。
【泡立て器を使う】
この時、泡立て器を使って全体をしっかりと大きくかき混ぜて、よく空気にふれさせるようにします。ねばりが出るまでよく混ぜるのがポイント。
【長時間、自然放置する】
マヨネーズ状のペーストができたら、数時間、そのまま室温で放置します。できれば前夜から作って置いておくのがベスト。時々、泡立て器でかき混ぜて空気にふれさせて酸化を促します。
こうすることで、よりダークに色が定着します。
【髪の油分を落とす】
ヘナを塗り始める前にはシャンプーをしてムースやヘアクリームなどの整髪料や油分をきれいに落としておきます。キューティクルをコーティングしてしまうリンスやコンディショナーは絶対に使用しないでください。
※ヘアマニキュアをした髪はマニキュアでコーティングされているため、ヘナの染まりが悪くなるので注意。
【たっぷりとヘナを塗る】
シャンプー後、半乾きの状態の髪か、それでなければ霧吹きなどで髪を湿らせておき、ヘナを塗ります。ヘナを塗る時は、髪が隠れるくらいたっぷりと塗り、最後にヘナが乾燥しないようにラップを後ろから巻きます。
さらに上からタオルを巻きつけるか、シャワーキャップをかぶり、ドライヤーの温風を軽くあてておくと保湿効果が高まり、色が定着しやすくなります。汗をかく夏場はラップを使わず、古タオルで頭全体を巻いておきます。
【最低3時間は待つ】
自然放置時間は最低3時間。長ければ長いほどダークな色合いが強くなります。あとは1〜2回シャンプーしてリンスします。ヘナをした直後から日が経つにつれ、だんだんと色合いが落ち着いてきます。
※上記の紅茶・コーヒー・レモン汁の量はヘナ50g(ショートヘア1回分)に対しての量です。セミロング(100g)やロング(150g)の場合は2倍、2.5倍の量に増やしてください。
【注意】オレンジ系のヘナそのものの鮮やかな発色を楽しみたい方は上記のような定着方法はなさらないでください。ダークに染まってしまいます。
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