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店主のひとりごとワールド


【黒砂糖パックの威力にびっくり】
「月の花」の店舗で時々お買い物してくださるBさん。
お年は50代後半といったところでしょうか。
見える時間はたいてい夕方。自転車でさっそうと乗り付けては元気な風をまとって
「こんにちは〜!」と笑顔でお店に入ってこられます。

定期的に市民プールで子どもたちに水泳を教えておられ、今日もその帰りとか。
疲れをみじんも感じさせず、いつもにこやかに楽しいおしゃべりで時を過ごして行かれます。 よく、そこにいるだけで場をぱっと明るくする華のある人っていますよね。 Bさんはまさにそのタイプの人。心なごむオーラを発してくれて、その場にいる店主まで明るい気分にしてくれます。

でもいつも驚くのが、そのBさん色白でシミひとつない「つやつや肌!」
失礼ながら戸籍年齢としては決してお若くないその年代で「ノーメイク」「つやつや」「シミなし」という最強の美肌の持ち主はそう多くはいらっしゃらないはず・・・。
しかも塩素入りのプール通いを続けていてはお肌を痛めたりするのでは・・。

店主は毎回その美肌を見つめては、その秘訣を知りたいとウズウズ熱望するようになり、 ある日勇気を出して尋ねてみました。

「あのう、そのお肌、とってもキレイですけど、なにかスペシャルなスキンケアをしてらっしゃるのでしょうか?」

するとBさんは不思議そうに首をかしげて

「いいえ、特に何もしてないけどねえ。化粧水をパタパタはたくくらいかなあ・・・。あっ、そういえばもう何年も続けているコトがひとつだけある、ある!」

と思い当たることがあった様子。

「そのケアってなんでしょう?」もちろん聞いてみました。

「ケアっていうほどのものじゃないわよ。スーパーで黒砂糖が売っているでしょ。あれを容器に入れて焼酎を加えてよく混ぜあわせトロトロにするとパックができるのよ。毎晩入浴して顔を洗うでしょ。 そのあと湯舟に浸かっている間にパックを指ですくって顔全体に薄く塗るだけ。あとはお湯で流しておしまい。この私流のパックをずっ〜と続けているだけよ。ケアらしいものはこれだけ・・」

驚きの二乗だ。すっごく簡単!で、コストもかからない!これはやってみる価値、大とみた。

早速、材料を揃えて(といっても黒砂糖のみ。九州女児たるものわが家のアルコールストックから焼酎を切らすことはございません(笑))、パックづくりに取りかかりました。
しかし黒砂糖と焼酎を混ぜるだけだから、手間という手間はなし。5分でできました。

そしてBさんの指南どおりに洗顔後、湯舟で顔に塗ってみると少々焼酎が多かったみたいで ペーストが垂れて口の中へ流れこんできてしまい、調合の失敗第一弾となりました(汗) しかし口の中へ流れてくる濃い琥珀色の液体の甘くて美味なこと!
最後にパックをお湯で洗い流す時にも舌で味わっておりました(行儀が悪過ぎる?)

その後、黒砂糖には美白に効用があると知り、やはりBさんの美肌の決め手は黒砂糖だったのかと改めて納得。その後、ペーストづくりもマスターしたし、店主の浴室にも黒砂糖パックが並ぶようになりました。 ただ焼酎を使うとピリッと刺激を感じることがあったので焼酎をやめて日本酒を使うようにしております。 思うに、きっとユキノシタなどの生薬ローションを作ってフローラルウォーターを混ぜてお風呂上がりの仕上げに化粧水として使うと言うことなしなんだろうなあ。 そしてBさんみたいに明るく物事を受け入れてストレスを減らすことも健康美には不可欠なのでしょうが、メンタル面の改良はかなり険しい修行の道が待っているのでそれは後回し(お調子もの!) とにかく「つやつやの白肌へのパスポート」はまさに身近な材料にあり! がんばろうっと・・。

*【ご注意】黒砂糖パックを保存する容器はガラス製は避けてくださいね。できれば落としても割れないものが危険がなくて良いようです(店主はガラス容器に入れて2回も滑り落として割ってしましました。コンタクトをはずした0.01の視力で、割れたガラス片を見つけて集めるのは大変でございました・・・しっかりドジ!)

〜この項〜END

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